想像と違う

 マスター・ネロスの手助けをしていたら、テルヴァンニ家に加入することになった。正直なところそれが意味することの全てを理解できているわけではないのだけれど、ウィンターホールド大学の同窓にして同じくテルヴァンニ家出身だという … [Read more…]

見捨てたりしない

 スカイリムの夜は寒い。それも北部の、亡霊の海に近いところともなれば尚更だ。保温と対冷の付呪を厳重に施してあるとは言っても、凍える外とを隔てるのが薄い天幕一枚ではどうにも頼りなく、時折吹き付ける強風に飛ばされてしまうので … [Read more…]

なんでもするからお願い

「テュリウス将軍、お疲れさまです」「か」「はい」「状況は」「異常ありません」  ソリチュード、ドール城。戦略机の部屋の前で警備に当たっていた私に、ブルー・パレスから戻ってきた将軍は手短に尋ねる。けれどいつもなら〝よし、ご … [Read more…]

自業自得です

「ネロスさん」「…………」「ネロスさん、ちょっとお伺いしたいことが」「…………」「ネロスさん? まだボケるには早いでしょう、いくらあなたが数百歳を超えていても」「口を慎め。私はテルヴァンニのマスター・ウィザードなのだぞ」 … [Read more…]

まだまだ若い者には負けん

 何気なく口にした問い、それにまさかこうも怪訝な顔をされるなどとは思ってもみず。だが何とも形容しがたい表情で私を見ているファラルダに再び同じことを尋ねようとするよりも早く、彼女はどことなく引き攣ったような顔をしながらこう … [Read more…]

その意気や良し!

 私が帝国軍に加わってからいくつか位を上げ、リフトの野営地へと配属された時。ここの責任者だという特使の元へ挨拶に行った私は、もはや珍しいと言っていいアルトマーの兵士を見て我知らず驚いた顔をしてしまっていたのだろう。 「ス … [Read more…]

安らかに眠れ

 激しい苦痛は既に消え去り、暑くも寒くもない無限の暗闇の中に私は揺蕩う。身体は羽根のように軽いが、動かそうとしたところで指一本上がる気配すら感じられない。そもそもそこに身体というものが本当に存在するのかと言うことさえ、今 … [Read more…]