忘れたりしない
オブリビオンの扉があちこちで開かれ、平穏な暮らしは突然終わりを告げた。けれどマーティン・セプティムという人ほど人生が激変した人なんて、きっとこの世界には一人だって存在しないはずだ。 彼と一緒に過ごした時間は決して長かっ … [Read more…]

オブリビオンの扉があちこちで開かれ、平穏な暮らしは突然終わりを告げた。けれどマーティン・セプティムという人ほど人生が激変した人なんて、きっとこの世界には一人だって存在しないはずだ。 彼と一緒に過ごした時間は決して長かっ … [Read more…]
釈放と言えば聞こえはいいけれど、ヴァーデンフェルへの流刑は今やほとんど死罪と同然だ。重篤な病気が蔓延し、異形のモンスターがじわじわと迫り来ているとなれば、正気を失う人々が日を追う毎に増えていくのも当たり前のことだろう。 … [Read more…]
マスター・ネロスの手助けをしていたら、テルヴァンニ家に加入することになった。正直なところそれが意味することの全てを理解できているわけではないのだけれど、ウィンターホールド大学の同窓にして同じくテルヴァンニ家出身だという … [Read more…]
「ああ、マイスウィート・キャラメル! 酷いじゃないか、こんなに長い間顔を見せてもくれないだなんて!」「すみません。ちょっと交渉が長引きまして」「知っていたかい? クラッシウスおじさんは寂しいと死んでしまうんだよ?」「お元 … [Read more…]
スカイリムの夜は寒い。それも北部の、亡霊の海に近いところともなれば尚更だ。保温と対冷の付呪を厳重に施してあるとは言っても、凍える外とを隔てるのが薄い天幕一枚ではどうにも頼りなく、時折吹き付ける強風に飛ばされてしまうので … [Read more…]
赤き山のほど近く、偽神の信奉者がゴーストフェンスと呼ばわる魔術の壁を超えた先で。私はその手に月星の指輪を携えたよそ者の女、と二人、灰の嵐を凌ぐために手近な廃坑道の一つへと身を寄せていた。 「痛むか」「……いいえ」「嘘を … [Read more…]
「テュリウス将軍、お疲れさまです」「か」「はい」「状況は」「異常ありません」 ソリチュード、ドール城。戦略机の部屋の前で警備に当たっていた私に、ブルー・パレスから戻ってきた将軍は手短に尋ねる。けれどいつもなら〝よし、ご … [Read more…]
「わぁ……! ここが有名な競ニックスハウンド場なんですね!」 その日、俺はミストレス・のたっての希望でエボンハートの南にある競ニックスハウンド場にいた。フラールの仕切りとは言っても公営ギャンブルの一環として、一応公平性 … [Read more…]
「バラダスさん、聞いてください! 今日は──」 一日の終わり、じきに日付けも変わろうかという時間帯。この娘は今日も懲りずに私にその日の出来事を語って聞かせる。他愛もない話を、何とも嬉しそうな顔をしながら。 「それとあの … [Read more…]
コロールは今日もいいお天気、こんな晴れた日にはきっと何かいいことが起こるかも? 例えば……。 「こんにちは、ダル・マさん」「まあ、私のヒーロー!」 ほら、さっそくお願いが叶っちゃった。“大好きな人に会いたいな”って、 … [Read more…]